これまで自律神経失調症についていろいろと勉強してきました。自律神経が交感神経と副交感神経からできており、これらの乱れによって起こる病気だとわかりました。
また、自律神経の乱れを引き起こすものには、精神的なストレスが大きく関係していることも分かりました。では実際に、自律神経失調症特有の症状を感じる、または病院などで自律神経失調症だと診断されたとき、どのようにこの病気を治したらよいのでしょうか。
まず大切なのは、規則正しい生活をおくることです。朝起きて夜ぐっすり休むという生活を心がけることです。仕事の都合上難しい場合もあるかもしれませんが、人間は本来、太陽が昇る昼間に活動し、夜は寝るようにできていますから、朝起きて夜寝るという生活リズムが崩れている場合は、自律神経のバランスも崩れやすくなります。
ですから夜ぐっすり寝て、朝起きたら散歩したり体操したりと軽い運動をするのが良いそうです。また夜なかなか眠れない場合は、不感温度といわれるぬるめのお風呂に30分くらいゆったりとつかるのがよいそうです。
また心を癒すのには、自分自身を見つめなおす内観法がよいそうです。これは現在に至るまでかかわりの深かった人を思い浮かべ、その人にしてもらったこと、してかえしたこと、迷惑をかけたことを思い出していきます。内観法は毎日つづけることが大切で、ふかく自己を洞察することで、ストレスに強い心がつくれるといいます。